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『紅はこべ』 VS 宝塚版『スカーレットピンパーネル』 その1

投稿日:2016年7月10日 更新日:

先日のブログでのお知らせの通り、小説版とミュージカル版を比較してみます。
ただし、ミュージカル版は記憶があやふやなところもあるので、間違っていたらごめんなさい。


まず!
スカーレットピンパーネル(=紅はこべ)とは?
日本語でいうとアカバナルリハコベという花で、現在は世界中で生息しているそうです。
小説には「イギリスに咲く、赤い小さな花」と書かれています。
つまり、スカーレットピンパーネル団は、その名前からイギリスの組織だとわかるのです。
舞台版では、「イギリス人といわれている」けどそれは可能性の一つであって、絶対じゃない。
この違い大きいですね。

イギリス人前提だったら、ミュージカル版の、パーシーとショーヴランの不毛なやり取りがなくなっちゃう。
ミュージカルでは、スカーレットピンパーネルっていったい誰??という部分にかなりの時間をさいてます。ナンバーまであるし。
小説では「われらがイギリスの誇り」という位置づけで、舞台ほど詮索していない。

あー、こんなに細かい比較をしていたら、どんなにページがあっても足りない。
ストーリーが違うのは構わないんです。私が気になる点と、ミュージカル版でもこうしてほしかったと思う点について書いていきますね。

まず主要キャストの人物像。
小説によると、主人公パーシー・ブレイクニーという人は「美男・おしゃれ・洗練されたイギリス紳士・身長6フィート(182.88㎝)・大富豪。そして、手のつけられないくらいの阿呆」。妻マルグリットは「若くて美貌の持ち主・才媛・完璧な身のこなし。元コメディ・フランセーズの女優」
小説を読むと、6フィートって2メートル10センチくらいありそうなイメージでいました。182㎝は確かに大きいけれど、いまどき日本人でも珍しくない。当時の感覚としてはやはり2メートル10位あったのかな。

さて、ミュージカル版。というか宝塚版。
過去2人のパーシーは身長が低めですよね。
私の辞書によると、格好良い男性の定義の第一に高身長と書かれています(笑)。
つまり、過去の2人は、私には美男にも洗練されているようにも見えなかったんですね。
私がイメージするパーシーは、今も昔も、元星組トップスター日向薫さん。こんなにぴったりの人、他にいません。
日向薫・紫苑ゆう・麻路さき3兄弟の時代は本当に身のこなしが洗練されていました。今は、歌・踊り・芝居の実力UPにばかり目がいっていて、立ち居振る舞いを極めようとしている人が誰もいないのがとっても残念。
パーシーには、見た目のすばらしさと、頭のカラッポさのギャップをもっとみせてほしい。単に3枚目であればいいというわけではないんです。ここをはっきりと見せないと、後半が盛り上がらなくなります。歌唱力よりもっと大事なことだと思うんですけど。。。

そしてマルグリット。
今までみた宝塚のマルグリットは、ちょっと娼婦上がりっぽいというのか、水商売の匂いがしますよね。どうしてだろう。
現実にコメディ・フランセーズの女優というのはそういう位置づけらしいので、間違ってはいないようなのですが、小説のイメージとちょっと違う。若くて美人で知的。綺咲愛里ちゃん、この路線で行けば新しいマルグリット像が作れるんじゃないかな。

ショーヴラン。
小説では職務に忠実な「悪魔」。ミュージカル版もそこのところは一緒だけれど、マルグリットの元彼という設定があるので、ちょっと人間らしい一面もでてきますね。それも悪くないけれど、悪役は徹底的に悪に徹した方が面白い。冷酷無比なショーヴランが牧師に変装して、それをいとも簡単にパーシーに見破られる場面、舞台でもやってほしいなあ。

さて、ストーリーの「こうしてほしい。」は、次に続きます

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