読書

ネガティブ万歳『絶望名人カフカの人生論』

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何があっても前向きで、ポジティブ発言しかしない人のことを信用できますか?

私はダメです。そういう人って、ポジティブであろうと努力しているのかもしれないけれど、本音で話してくれないんだなって思ってしまいます。その点ネガティブな発言がぽろって出てくる人の方が信用できる。そんなことありませんか?

『絶望名人カフカの人生論』のカフカは、ぽろっとどころか、すべてをネガティブにとらえる人です。
そこまで極端だと、それはそれで、どこまで本音なんだろう?って疑ってしまいそうです。
カフカというのはもちろん『変身』のフランツ・カフカ。
彼は超ネガティブ人間だったようです。

良いことが起こると、「次は悪いことが起こるに違いない」と思い、健康であるはずの自分自身を虚弱と思い込む。
将来に向かって前向きに進むのは難しいけれど、何もしないで倒れていることならできる。

初めて『変身』を読んだ時に、こんな発想が出てくる人ってどんな人なんだろう??って思った記憶がありますが、こんな人だったんですね。

『絶望名人カフカの人生論』には、カフカの残したネガティブな名言が86件と、編訳者頭木弘樹氏のコメントが載っています。
ネガティブ名言集。読んでいるとちょっと笑えてきちゃいます。
カフカはとことんネガティブに浸ることに喜びを感じるんでしょうね。
本当に病気になると安心しちゃうらしいので。

もし自分の身近にこんな人がいたら・・・家族ならたまらないだろうな。
家が暗くてしかたない。
でも、ほどよい距離間のある付き合いだったら、ちょっと面白いかも。
何を考えているのかすっごくわかりやすいですしね。

落ち込んでいるときにこの本を読んだら、落ち込んだ自分に浸れるかな?
いやいや、落ち込んでいること自体がばからしく思えてきそうです。

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