梅田芸術劇場で、柚希礼音主演『ミュージカルバイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア』を見てきました。
予想外に面白い作品でした。
やっぱりちえちゃん格好良い!格好良い女性。いかにも元宝塚トップ男役!という匂いもせず、良いポジションを見つけたなあというのが最初の感想。
開演30分前、劇場入り口には黒山の人だかり。
向かいのサーティーワンで様子をうかがっていましたが、全然減らない。満席ってこういうことなんだなあ。
っていうかサーティーワン明日(11月13日)で閉店だって!!
うそ!!
あそこ結構気に入ってたのにな。残念です。最後に行けてよかった。
バイオハザードって怖いのかな、ゾンビの客席降りとかあったらいやだな、とドキドキ。
幕開きからスペシャルダンサーYOSHIEさんが怖い。
ブルブルブルブルっていう痙攣する動きがめっちゃうまい。
きっと踊ってるご本人は楽しいんだろうなあ。すっごい発散できそうだし。
力強いダンスが見事。
ノースリーブのロングジャケットを着たちえちゃんの登場。
やっぱりちえちゃんは素敵。
久しぶりに会えてうれしいよ!!
格好いいなあ。
男ではなく、かといって妙な女っぽさもなく、とってもナチュラル。
お芝居も自然で、周囲になじんでました。
全然浮いてない。
これなら主演じゃなくても、他のミュージカルの舞台にも自然に溶け込めそう。
そんなちえちゃんも見てみたい。
男役時代は腕を出すことがなかったから気づかなかったけど、ちえちゃんってかなりの猿手。
城壁の上に手をかけて立っているとき、肘がすごく気になりました。
十二分に筋力のある人がだら心配ないと思うけれど、肘を痛めないように気を付けて!!
ダンスシーン・アクションシーンはそこまで多くはなかったかな。
ロングスカートのバレエっぽいダンス、きれいだった。もっと見たかった。
あれ?結局あの場面は何を意味してたんだっけ?
上野水香さんとのバレエ競演が実現するといいな。
REON JACK2で水香さんゲストで出演してくれないだろうか。
ストーリーはなかなか面白かったです。
難しい話もでてくるけれど、説明が分かりやすくて、観ている側が置いてけぼりにならない。
脚本が良いんだろうな。
ところで、この作品、半分コメディーだったんですけど。。(笑)
要所要所に笑い要素があって、楽しかった。
ただ、セリフが歌になるということにこんなに違和感を感じたのは初めて。
演出の問題?
演者はみんな相当レベル高いのに、演出だけ素人臭かった。
学生演劇の延長のような・・・。
ちえちゃん以外の出演者は全く知らない人ばっかりだったけど、みなさん本当にうまくて、「プロだ!!」って感じました。あたりまえか。
あれ?吉野圭吾さん何やってた?
あ、軍人さん。
ずっと帽子かぶってた上に、真面目で硬い役だったからわからなかった。今気づきました。
アル中のお医者さんやってた人も低音がすっごい格好良かったな。
映像だけど、鯨もよかった。
最後がちょっとあっけなかったな。
結局リサは何者なのか、なんであんなに強いのか、全然わからないまま終わっちゃった。
カーテンコールでは、何度も登場してはご挨拶をしていたけれど、ちえちゃんが何も話さない。
声が聴きたい!!って思っていたらお隣の席の方がぽろっと「せめて声が聴きたい!!」と。
やっぱりみんな思うことはおなじだ!!
最後の最後、ちえちゃんの「ありがとうございました」で、ようやく落ち着けました。
客席はあの感じだとほぼちえちゃんファンっぽいなあ。
次は2月の『お気に召すまま』。どんなちえちゃんに会えるかなあ。