よほどの名作、大作でもない限り、一回目から良い感想を持つことは少ない方だけれど、今回も…いまいち満足感に欠けています。B席だったせい?
好みの問題かな。
めぐり会いシリーズのメルヘン感が好きなので、今回新しく加わった曲の殆どに違和感。特にこっちゃんのソロ。
今どきすぎて。
以前の曲、以前と同じセリフ、衣装は、わくわく嬉しいのだけれど、新旧がうまく混ざり合ってないのかな。
こっちゃんにかかると何でも今どき進化系になってしまふ。これがネクスト・ジェネレーションということなんだろうな。
でも私は古典的なものが好きなのです。
徹底したメルヘンなおとぎ話がみたかった。
そして95分の芝居はこのシリーズ初だからか、かなり長く感じました。
初日あけたばかりだし、まだこ慣れてないのはしかたないのかもしれないけど、ごちゃごちゃ、がちゃがちゃしすぎて、まとまりがない。小柳先生らしくない。
みんなが騒がしすぎて、花婿選びのルール説明が全然聞き取れなかった。
キャストについて触れると、
まず、礼真琴さん(こっちゃん)、はかわいい。
犬のマネしてせおっちについていくとこめーーーーっちゃかわいい。
大人になってしまった部分と、まだ子供らしさが見え隠れする部分と。
身体だけ大人になって、心が追いついてないように感じるところも。
そして歌うとぐっと大人になる。
舞空瞳さん(ひっとん)は、ちょい出番少なめ。
前髪ぱっつんのヘアスタイルがよく似合ってる。役はそのまんまというか、彼女に限らず、今回みんな、本人のイメージそのまんまな感じ。
もうちょっと歌える人だったような気がするんだけど、今回は今一つだったかな。
瀬央ゆりあ氏(せおっち)もそのまんまな感じで。
っていうか、この作品二番手って誰?
なんかすごーーーく、微妙。
瀬央っち、ぴーちゃん(天華えまさん)、あかちゃん(綺城ひか理さん)、きわみ(極美慎君)がみんな横並び。
敵役ということもあり、きわみが二番手っぽいかなあ。せおっちは最後に取ってつけたようにソロ、いや、みほちゃん(有沙瞳ちゃん)とのデュエットがあって、そこで2番手の面目を保ってるというかなんというか…
みんな対等な分、ぴーちゃんの劇作家さんも見せ場がたくさんあって嬉しい!!
オラオラの野郎が多い星組の中で、若いのに落ち着いてるがためにおじさま役が回ってきがちなあかちゃん。似合うけどなんかかわいそうなような。
極美君も等身大キャラかなあ。これは、次回作から番手上がってきそうだなあとドキドキ。
天飛華音君も、目立つ役があってよかった。早くもっと上がってきてほしいな。
それにしても輝咲玲央様は本当に出世して。
せおっちが無名なところからぐんぐん真ん中に向かっていったときのことを思い出す。
これもまた宝塚の面白さ(と怖さ)のひとつてすね。
以前と同じ役どころの上級生の皆々様は、安心してみていられるし、懐かしくて嬉しい。
舞台の色々なところで小芝居が繰り広げられていて、回数重ねると見えてくるものが増えそう。
今っぽさも、だんだん慣れてくるかな?
ところで、ドラント様とシルビアちゃんはどうしてるんだろう。
ちょっと消息知らせてほしかったかも。
それと10年に一度咲く花は、舞台セット上も咲いてたのかな?
B席ではそこのところが見えなかったのが残念。
今日のところは全体の把握のみで、次回SS席なので存分に楽しもうと思います。