紫陽花の季節ですね。
私もつい先日紫陽花を見に、奈良の矢田寺に行ってきました。
紫陽花大好き!一番好きな花のうちの一つです。
え?なぜって??ききたい???
それは、新宝塚大劇場のこけら落とし公演「宝寿頌」の一場面。
紫陽花の精たちが歌い舞う中登場したのは、紫陽花の若衆Sの麻路さき(まりこちゃん)
切れ長の眼でスッと通った鼻筋、白と青の着物を着た立ち姿の美しいことったら。
まりこちゃんだけでなく、その場面全体がきれいで、印象的でした。
紫陽花の精の衣装の色が次々変わっていくのも面白かったなあ。若き日の花總まりが衣装の引き抜きをしていたというのも懐かしいですね。
この舞台を観て、私の中での紫陽花好き度がアップ。
さらにさらに、まりこちゃんがトップになってから上演された「誠の群像」。
主人公土方歳三の好きな花は紫陽花でした。「土方様、お庭のあじさいが・・・」なんてセリフがあったり、確か紫陽花のダンスの場面もありましたね。
以来私の中では【土方歳三=紫陽花=麻路さき=大好き】の図式が出来上がっています。ばかだなー。
その時出会った司馬遼太郎の『燃えよ剣』は私のお気に入りの一冊。このなかでもお雪との別れの場面で紫陽花が効果的に描かれていますね。
そして、土方歳三の菩提寺である高幡不動尊は紫陽花の名所らしいです。もしかしたら司馬遼太郎はそういうところから紫陽花のエピソードを思いついたのかもしれませんね。それとも本当に土方歳三の好きな花だったのでしょうか。
毎年紫陽花の花を見るたびにこういったことを思い出します。
本当はここで、朝井まかてさんの『先生のお庭番』のことを書きたいところなんですが、手元に本がない&すでに記憶が薄れているということもあり書けません。でもこれも良い作品ですので、機会があればぜひ読んでほしいな。