すごい雪でしたね。
こちら宝塚も昨日は朝からふぶいたり晴れたり。
残念ながら上級生と下級生が雪合戦できるほどの雪はありませんでした。
ナポレオンもマルモンも登場しなかった。
さて、モンパリ90年を記念して、スカイステージでもレビュー特集。
星組の『宝塚レビュー’90』の放送がありました。
これぞ私の青春時代。宝塚を観はじめた初期の頃の思い出深い作品です。
このときからずっと、一途に星組ファン(*^_^*)
作・演出は小原弘稔先生
小原先生のショー好きだったな。洗練されてましたよね。
大人のショーのイメージ。
今あんなおしゃれなショーを作る先生いないなあ。
いやその前に演者がいないか。
お芝居もショーも演出された先生。
なんと『宝塚レビュー’90』の時には、同時上演のお芝居『メイフラワー』の作・演出も小原先生でした。
メイフラワーも大好きな作品。
映像残ってないんですよね・・・。CD持ってたけど、もうないなあ。
麻路さき(まりこちゃん)と青山雪菜のコンビが、月の光の中で歌っている姿が今でも目に浮かぶ。
スカステの番組案内によると
なるほど、確かに色分けされてたかも。
かえるの衣装
プロローグは全員きれいなグリーンの衣装。
何故かわたくし、「かえるの衣装」と呼んでおりました。
盆の上に大きな2階建てのセットが十字におかれていて、ぐるぐる回る。
舞台上どこを観ても、グリーン一色で、子供心に「かえる色の衣装のショー」とインプットされてしまったのです。
ちなみに、『パパラギ』プロローグの黄色に茶色が混ざった衣装でわいわい踊る姿は“いり卵”と読んでいました。
カーテンが閉まって幕前の場面。またすぐにカーテンがあいたと思ったらそのすぐ後ろにも幕。
カーテンと幕の間にはトップスター日向薫さん。
こういう演出最近見ないな。今やったら斬新に見えるかも。
ゴールドの砂漠
次の場面は砂漠。
宝塚一ゴールドの似合うスター日向薫とゴールドのごとく美しい毬藻えりのトップコンビ。
音楽のテンポがゆっくりで、すごくゆったりして見える。
よき時代やなあ。
バックのダンサーたち、今の人たちと比べるとかなり拙いように思えるけれど、さすがは星組、群舞がきれいに揃ってる。
この時代本当に一糸乱れぬ踊りをしてたもんな。
黄色い衣装のショーボート
いかにも一昔前のおしゃれな場面。
紫苑ゆうと洲悠花を中心に歌い踊る。かなりハードに動いてる。足上げまくり。
タンバリンの音が軽やか。
およよよよ~~~ん
そしてわれらが麻路さき様登場。
色は赤。
娘役二人を両脇に従えて銀橋を歌いながらわたる。
その歌詞が!
およよよよ~ん およよよよん!
とっ、時々ありますよね。こういう謎の歌。
インパクトは絶大。
一度聴いたらもう絶対忘れられない。
しかもこれが中詰のはじまり。
今このショーやったらどう思うだろう。
私怒りそうな気がする・・・。
当時まだまだ宝塚初心者だったわたしは、素直に楽しんでいたと思います。
次々スターさんが出てきて、歌い継いでいくのが華やか。
オーラがバンバンでていて、圧倒されたのではないでしょうか。
美しすぎる白のレコード盤
レビュー’90といえばレコード盤。
盆の上に大きなレコード盤。その後ろに大きな鏡があって、鏡に映るレコード盤がみえる。
白のデュエットダンス。
美しい。
ほれぼれする。
回るレコードの上で踊るのは大変そうだけど、涼しげに踊る二人。
毬藻さん、腰から二つ折りか!!っていう大きな反り。
めちゃめちゃ腰に負担かかりそう。危険だから今はこういう振りつけしないだろうな。
赤の三兄弟
この時代の星組スター日向薫・紫苑ゆう・麻路さき。
男役3兄弟といわれていました。
3人またはトップ娘役毬藻えりと4人の場面が多かった。
この4人、並んで立ってるだけで素敵なんです。
並んで歩くだけでスター。
振り返るだけでスター。
階段に足をかけるだけでスター。
スターとはこうあるべきだ!!
赤の場面は大階段のダンス。
大階段を使って3人だけで踊ります。
衣装は一見同じようにみえるけれど、よりスターさんの方が飾りのラインが1本2本多かったりするんだよ。と、宝塚について教えてもらったなあ。
大階段に足をかけるとまりこちゃんの超ロングな足が映える映える。
この時代のメイクって今よりずっとシンプル。
でも4人とも美しい!
星組は“美”の組だったもんなあ。
コスチュームの星組!!
楽屋入りするときからスター。
白のロングブーツ履いてばっちり決めてくるのがあたりまえ。
今やその片鱗もみられなくなったけれど。
もちろん今は今で素敵だから言うことないです。
でも、そろそろ存在するだけでスター!!っていうトップさんに会いたいな。