はじめに その2です(笑)
このブログのテーマは読書&宝塚歌劇(OG含む)。
二つテーマがあるとブログの内容がぼやけちゃうかな、一つに絞るべきかな、と迷いましたが、最終的に2つとも載せることにしました。私という人間を構成している2大要素なので、切り離すことができません。
私が初めて観た宝塚大劇場での公演は、星組の「春の踊り」「ディガディガドゥ」の2本立て。
この作品で、当時3番手男役だった麻路さき(あさじさき)さんの虜になりました。以来30年弱、ず~~~っと星組ファン。(月組もちょっとファンです。)
最近は、ちえちゃんこと柚希礼音(ゆずきれおん)さんにハマり、ちえちゃんを追いかけて、行ったことのなかった日本武道館や博多座、東急シアターオーブを訪れることができました。ちえちゃんが退団した今、何を楽しみに宝塚をみればいいのか・・・と最近は途方にくれる日々を送っています。それでも、ちえちゃんに育まれてきた若手たちもいるし、何よりも宝塚は私の知識の源・エネルギーの源なので、観劇をやめることはないだろうな。
宝塚で学んだことは数知れず。ちょっとしたセリフや歌詞は国語の勉強になりました。某演出家のおかげで、四字熟語もたくさん覚えましたよ。そして、宝塚といえば、「ベルサイユのばら」「エリザベート」。宝塚ファンは革命時のフランスやハプスブルク家の歴史にめちゃめちゃ詳しいんです。
「あのふたご座のカストルとポルックスのように、いつも寄り添って生きてきた」というのは、ご存じベルサイユのばらの今宵一夜(こよいひとよ)の場面のセリフ。
初めてベルばらを観た当時、子供だった私は意味も解らずセリフだけを覚えていました。ところが、これが試験問題ででてきたんです!!「ふたご座の星は、カストルと、もうひとつは何でしょうか。」という設問が!!びっくりしました。「カストルトポルックスってそういう意味だったんだ。っていうか、この問題勉強してないけど答え知ってる!!」って。
この時、宝塚が知識の源であることを実感。上演される作品と同時代の歴史を学び、小説を読み、実際にその街へでかける。どんどん知識の幅が広がっていきます。
宝塚歌劇に出会っていなかったら、どんな人生を歩んでいたんだろう。まるで想像できませんね。
ところで、宝塚歌劇って未だに観ず嫌いの人多いですよね。一度でも観てくれたその良さが分かるのに!!
偏見をもたれるのはつらいなあ。昔はともかく、現在は技術レベルも高く、一つの芸術として確立されています。計算し尽くされた専用劇場も素晴らしいし、装置や衣装も、宝塚の舞台のための専属スタッフが100年受け継がれてきた経験をもとに新しく作り出している芸術作品なんですよ。
○○さん素敵!!とキャーキャー追いかけることもあるけれど、「小池先生の演出なら観たい!!」「稲葉先生のショーが好き!」という見方もあれば、振付家や作曲家で観る作品を選ぶこともあります。
そう、宝塚歌劇は「総合芸術」なんです。
このブログでは宝塚歌劇のことを熱く熱く、時には冷たくバッサリ、観劇歴30年の私の勝手な意見を書きまくっちゃおうと思います。独断と偏見にあふれているので、気に入らないところはスルーしてくださいね。
そして、本のキーワードでこのブログにたどり着いた誰かが、「宝塚歌劇、一度観てみようかな。」なんて思ってくれたら最高に幸せです。