3連休もついに最終日。早い。
時間がなくて、真冬服の洗濯とか掃除とかできなかった。
主な原因は星組が公演中だからですね。入り待ち出待ちをするわけでもなく、観劇を毎日してるわけでもないのにソワソワ。
終わってほしくないけど、ちょっとだけ早く終わってほしい気もあるのがまたフクザツ。
スカーレットピンパーネル2回目の感想
さて、星組2回目の観劇をしてきました。
初日に観たまっすぐなお芝居が好きだったのに、その影はどこへやら。遊びすぎて引いてしまう場面続出!!
お願い!紅パーシーやりすぎないで
紅パーシーが暴走を始めた・・・
昨日はすごい軽い人になってました。おバカを装ってるんだからそれも正解だけど、私的に好みじゃない。パーシーなのに一瞬しゃべり口調がグラパンになった瞬間があって、それがさらに紅ゆずるになっていって。肩があがってセリフが上ずってきちゃうのは紅ちゃんの残念なポイント。紅節っていわれちゃうよ!!
貸切だったせいもあると思うけれど、抑えて抑えて!!
今日の宝塚ニュースでご本人が話していたように、この作品、コメディーに走りすぎてはダメなんです。初日に観た誠実なパーシー好きだったよ!!
話の流れでたまたまたウケたっていうのが良いのであって、いかにも狙ってます!!っていうのはダメダメ!!やめて!!
あー、でもグラパンが服を脱ぐ瞬間の美しさ、立ち姿の美しさはさすが!!だからね、もうちょっと重心を下に下に!落ち着いて!!
マルグリット一週間で老けた!
あーちゃんのマルグリット、初日はまだ愛らしかったのに、この一週間でずいぶん大人になっちゃって。
初演の印象が強すぎるのかな。マルグリットとはこうあるべき!って像があって、だんだん遠野あすかさんに似てきた気がする。紅ちゃんとは逆で、こちらは落ち着きすぎ?もっと若々しくても知的感出せるだろうに。
そしてやっぱり歌がやばい・・・
圧巻の礼真琴!!
いやあ、まこっちゃんはすごい!!ますます研ぎ澄まされて、素晴らしいショーヴランに。もうこっちゃんから眼が離せない。
ナウオンでも言っていた通り、弱さや繊細さがみえるところがすごくいい。
ナウオンステージで「真面目で、真っ直ぐで、曲がったことが嫌い。本当にいいやつ」といっていたけれど、ほんとその通り。まこっちゃんのショーヴラン、いいやつなんです。
マルグリットのこといまでも心から愛しているし、だから「言っておいた方がいいと思って」と(たぶんこんなセリフ)、アルマンが捕まったことを教えてくれる。1幕と2幕、2回登場するコメディーフランセーズの場面の表情がたまらない。切ない!!
今は恋人同士ではないけれど、いつもマルグリットのことを気にかけている。職務に忠実で冷徹だけれど、一方で人を思いやる心をもっている。ほんっと、いいやつ。悪役なんかじゃない。
なんかね、琴ショーヴランに妹がいたとしたら、すっごく大切にしてもらえるだろうなあって思います。めちゃめちゃ甘やかしてくれそう。かわいい妹の姿に目を細める琴ショーヴラン、眼に浮かぶ。
信じる対象が違うだけで、パーシーとショーヴランって、性格的にはすごく似てるかも!!
この境地に達したまこっちゃんがすごい。
まこっちゃんが思い描くショーヴラン像もすばらしいし、その複雑な感情表現を舞台で見事に演じているのもまたさすがとしか言いようがない。いつのまにこんな芝居心を見につけたんだろう。
ここまできたからこそ、抜群の歌唱力が活きてくる。
歌唱力が、ショーヴランの真面目さとか完璧主義な性格を表現するのに大きく後押ししてくれるんですよね。これで歌がまずければ説得力に欠けてしまうでしょうから。
その点パーシーは歌唱力もキャラのうち?いや、別にヘタと言ってるわけじゃないですよ。紅ちゃん比ですごくレベルアップしてるし、ここまで歌えるようになるとは正直驚きなので。ただマルグリットはもうちょっと歌えて欲しかな。
琴ショーヴランがこの境地に達することができたのは、ショーヴランより悪役のロベースピエールの存在が大きくなったおかげかな。ロベちゃんのおかげで立ち位置が多少これまでとは変わってきたのかもしれませんね。
この公演、もうショーヴランしか眼に入らないかも。
フィナーレ最初の歌は、初日よりは余裕に見えました。
そして群舞のダンス。
やっぱり素敵。
そろそろ、もっと踊りまくるまこっちゃんが観たいな。ちえちゃんがやってたサソリみたいな、ロミジュリの愛みたいな、のびやかに舞台を縦横無尽に駆け巡るようなダンスが観たい。
次のショーに期待しよう。
さて、スカピンは残すところあと1回。千秋楽近くに観る予定です。また違った一面がみれるといいな。