読書

藤沢周平著『たそがれ清兵衛』を読みました 

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このブログ、本の感想を書いたとたんにアクセスが下がるのですが、ま、たまには本の話も読んでくださいな。

私の一押し藤沢作品は『蝉しぐれ』

私が藤沢周平を知ったのは、1994年に『蝉しぐれ』を宝塚歌劇で舞台化したときです。
公演のタイトルは『若き日の唄は忘れじ』。

結ばれなかった幼馴染の恋と、お家騒動。そしてそれぞれに人の親になった後の再会。
言葉の響きが美しく、遠回しだけれど情緒たっぷりのラストシーン。
蝉しぐれが聞こえる中、大人になった文四郎とおふくがしっとりと「私の子どもがあなたの子どもで、あなたの子どもが私の子どもであるという道はなかったものか」と語るあの場面が大好きでした。

叶うことなら初演キャストでもういちど観てみたいものです。

『たそがれ清兵衛』

2016年度の新潮文庫の100冊に入っていたので読んでみました。
ここ5年ほど?ずっと新潮文庫の100冊を全制覇というのをやっていますが、藤沢周平が入ってるのは初めてじゃないかな。

『たそがれ清兵衛』って映画にもなっていて有名だけれど、どんな話なんだろうって思って読んだら、すごく短くてびっくり。
文庫本で43ページでした。

簡単に説明すると「能ある鷹は爪を隠す」って話です。同様の短編が新潮文庫には8作品入っていて、すべてこの一言で説明ができる。
映画版は『たそがれ清兵衛』プラス2作の短編が合わさっていたようです。

時代物だし、書かれた時期も1983年から88年と35年程前になりますが、登場する武士の生き方が今の日本人に通じるところがあるのが面白い。古いようで古さを感じさせないんですよね。

宝塚も『幕末太陽傳』よりこっちを選んだ方がよかったんじゃないかな。いや、どっちにしてもトップスターの退団公演には似つかわしくないか。

宝塚でやるなら、同じく藤沢周平の『用心棒日月抄』シリーズの方がドラマ性もあるし、格好良いかな。あ、想像したら結構おもしろいかも。

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