宝塚歌劇 読書

宝塚歌劇をモデルにした小説『スペードの3』

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朝井リョウ氏の小説『スペードの3』。
宝塚のファンクラブをモデルにしているとかで、ソリオの本屋に平積みされていました。

世間の評判は高いようだけれど、私的にはいまいちだったかな。

朝井リョウさんの小説は以前『何者』を読んだことがあります。たしかその時に、あれ?この人宝塚ファンかな?って思ったんですよね。フレーズだったかなんだったか忘れたけれど、ちょっとした一言だったような。

そして次に読んだのが今回ご紹介する『スペードの3』。
一般の人から見たら面白いのかもしれないけれど、宝塚ファンからみたら内容が浅い。期待したような内容じゃなかったな。っていうかちょっとイラっときた。

内容は3章構成になっています。
第一章「スペードの3」はファンクラブ代表美知代
第二章「ハートの2」は新しい会員さん
第三章「ダイヤのエース」スター、香北つかささん

がそれぞれの主人公。3章は別々の話しではなく、つながっています。

まんま宝塚というのではなく、スターのつかさ様がある大劇団在団時に所属していた組は「夢組」。つかさ様のファンは「ファミリア」、ファンクラブの幹部スタッフは「家」と呼ばれています。

つかさ様が準トップをつとめたヨーロッパの王家の悲劇的な末路を描いた二部構成のミュージカルというのは「エリザベート」かしら。

「スペードの3」は、退団後の舞台の出待ちから始まります。お手紙の受渡しとか、並んでつかさ様の話に耳を傾けるとか、イマドキのファンクラブの出の形が描かれています。

が、残念ながらファンクラブとか生徒とかのことは題材として用いられているだけで、内容は3人の女性の生きざま。子どもの頃のエピソードを交え、それぞれが今現在どうしてこういう生き方をしているのか、というようなことが書かれています。

何も知らずに読んだ私は、もっと著者が想像するファンクラブの内側の様々な話が読めるのかなと楽しみにしていたので、おおきく期待が外れました。

それにファンクラブのあれこれとか、つかさ様の音楽学校時代のエピソード、同期との関係、などは普段宝塚を見ている私たちからすると日常の出来事を文章にしただけのもの。それも表面をすくっただけみたいな。

読了後、「事実は小説よりも奇なり」という言葉が浮かんだ小説でした。

ちなみに、「事実は小説よりも奇なり」という言葉を私が知ったのは、小池修一郎先生作演出『アポロンの迷宮』。3番手でかわいい盛りの麻路さきさんたちが歌っていた曲の歌詞にありました(*^_^*)

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