いよいよ始まりました。月組公演。
早速初日の映像をもとにレポートしていきます。
トップを支える最強の布陣
格好良い男役たちがずらりと並ぶ立ち回り、円熟している娘役トップの愛希れいか。そして専科のお二人。
今の月組は、若くまだ経験の浅いトップを支える体制がしっかりと確立していますね。
いいメンバーが揃ってるなあ。
世紀の色男アラミス役の美弥るりかちゃんはやはり期待を裏切らない。立ち回りからの前髪を書き上げるしぐさ。完璧です。神父の衣装もよく似合う。ところでこの神父、なにやら悪巧みでもしているのかしら?アラミスの真の姿ではないですよね?
敵役ベルナルド役の月城かなとさん。美しく格好良い。既視感のある役回りだけれど、やはり似合いますね。彼女の存在で組がグッと締まるようになりました。
暁千星ちゃんのポルトスはとにかくかわいい。力持ちの大男?役のコンセプトにあっているのかどうかはわからないけれど、とにかくかわいい。ソロもあるんですね。成長したなあ。
宇月颯さんのアトスも素敵。格好良いですね。
こんなメンバーがずらりと並んで立ち回り。想像しただけで悶える。
キャラがかぶる人が独りもいないというのもいいですね。ほんと、たまきちは組子に恵まれてるなあ。
かわいらしい太陽王
太陽王ルイ14世を演じるのは、トップ娘役の愛希れいかさん。
娘役ながら、元男役という経歴を活かし、男装の女性を演じています。男装というとオスカルですね。オスカルは男役が演じるけれど、今回は娘役が演じるというところが面白い。
ルイはかなり若い設定のようですね。ちゃぴちゃんかわいい。小公子とか、子役っぽくも見えます。
ポスターにも使用されている太陽王の衣装。なんか変だけど、だんだん見慣れてきました。
町に出たときのドレススタイルは『めぐり会いは再び』の夢咲ねねちゃんを思い出しました。
ちゃぴちゃんのすごいところは、こうやって経験を重ね、学年を重ねてきても、とうが立ったようにならないこと。若い役をやればいつまでもかわいい。それでいて大人の役を演じるときちんと大人になる。ついに性別まで超えてしまった。
いつまでも残っていてほしい人材です。
ところでダルタニアンは?
どうなんでしょう?映像ではあんまりわからないな。
最近の男役にはあまりない立派な体格と力強さ。それにプラスして新たに見えるもの・・というのが映像ではわかりませんでした。
壁ドンは力強すぎて笑いが起きてましたね。
珠城さんはどうも上からに見えることがあって・・・。やさしさや包容力が出てくると良い男役さんになりそうなんだけどな。
今回ダルタニアンで小池先生がたまきちのどういう力を引き出したのか・・・舞台を見ればわかるかしら?
パレードの白い衣装は、胸元をもう少し広げるか何かして、格好良く見せてほしいな。大きい人ががっちり詰まった服装をするとよりごつく見えちゃう。
デュエットダンスの黒は二人とも素敵でしたね。
宝塚×ブルボン
やっぱり宝塚歌劇はフランス物、ブルボン王朝物が似合います。
装置も衣装も、デザインといい色づかいといい、長い歴史の中で完成されていますね。
外の舞台だと、同じようにしていてもどうも生臭感といいますか、リアリティのあるものになってしまうのに対し、「ああ、これが宝塚だな」って思える舞台が作れるのって、やっぱりフランス物いやブルボン王朝物なんだなって実感しました。
my初日まで二週間弱。もうちょっとです。
明日を生きるエネルギーをもらいに行かねば!!
この公演では2組ほど初心者さんを動員しているので、彼女たちの反応も楽しみ。
初心者向けの楽しい作品、かつフランスものでよかった。