『WEST SIDE STORY』って万人が知っている名作だと思っていたら意外とそうでもないらしい。
ブログで説明しろというリクエストがあったので、ちょっとだけ書いてみましょうか。
『WEST SIDE STORY』とは
えー、一言で言うと『現代版ロミオとジュリエット』
いや、もう今となっては現代版とはいえないか。20世紀版といえばいいでしょうか?
元はブロードウェイ・ミュージカル。舞台です。
後に映画化されて、一気に有名になりました。
ミュージカルを勉強したことがある人なら絶対知っている超有名人「ジェローム・ロビンス」が産みの親。
ジェローム・ロビンス、知ってますか?
知らないですね(笑)
ダンサーで振付家で演出家でもある人です。『屋根の上のバイオリン弾き』『キャバレー』『オン・ザ・タウン』といった名作を世に送り出してきました。
そのジェローム・ロビンスが、クラシック音楽の世界で新進気鋭だったレナード・バーンスタインと、脚本家アーサー・ロレンツと組んで作ったのが『WEST SIDE STORY』。
バーンスタインはわかりますよね。超有名な指揮者です。
折角宝塚で『WEST SIDE STORY』をするんだから、この機会に覚えちゃいましょう。
ジェローム・ロビンス、レナード・バーンスタイン、アーサー・ロレンツ。
ストーリー
ロミオとジュリエットっぽい。じゃなくて、本当にロミオとジュリエットを、当時のニューヨークに置き換えて描いた作品です。
宝塚ファンにはその説明だけで十分かな(笑)
モンタギューとキャピュレット、じゃなくてジェット団とシャーク団。
敵対する二つの不良グループ。
敵対しているポーランド系アメリカ人グループジェット団のトニーと、プエルトリコ系アメリカ人グループシャーク団のリーダーベルナルドの妹マリア。この二人が、体育館のダンスで出会い、恋に落ちます。
バルコニーの場面もちゃんとあるんですよ。趣のあるヴェローナのバルコニーではないけれど、ニューヨークのビルの階段で。
ロミジュリでいうところのマーキューシオにあたる、ジェット団のリーダーリフという人もいます。
ベルナルドがリフを刺し、トニーがベルナルドを刺す。このあたりもロミジュリと同じ。
シャーク団のメンバーはベルナルドの復讐をすべく、トニーを街中探し回ります。このあたりからちょっとロミジュリとストーリーが変わってきます。
この先は・・・内緒にしておきましょうか。映画を見てください。
数々の名場面
どれが名曲?どれが名場面?
挙げてみようと思ったけれど、断念。
だって、全てが名曲で名場面だから。
えらべない~~~~。
映画は何回も何十回も見ましたし、舞台版の来日公演も見ました。もちろん宝塚版も。
歌ったことも踊ったこともあります。ダンス、めちゃめちゃハードです。
一番はやっぱり映画版ですね。来日版はちょいつまらなかった。
宝塚版は宝塚らしい作品に仕上がっています。
宝塚版についてはまた改めて。
ウエストサイドストーリー、CDを3パターンも持っているのですが、一番のお勧めは「The Songs of West Side Story」。
王道ではないですが、とってもおしゃれにアレンジされています。
実は前回月組公演の際に、知り合いの当時の月組生に教えてもらって購入しました。
今でもまだ買えるかな?
子供のころ好きだった映画だけれど、今舞台で上演してうけるのか?というとちょっと不安。古臭い感じしちゃわないかしら。