先日の宝塚ニュースのコーナー『TAKARAZUKA DE・愛』で、壱城あずささんが取り上げられていました。
あ~、星組は本当に惜しい人を失ってしまうんだな。
少し前までの壱城さんは、組をまとめる存在として星組のみんなから頼りにされてはいるものの、舞台の上では特筆すべきことのない人、といったイメージがありました。
だから、そろそろ潮時だろうって思ってたんですよね。少し前までは。
それが、『桜華に舞え』あたりから少し変わってきたなあと感じていました。
良い役者さんになってきたなと。
そしてなんといっても『アテルイ』の鮮麻呂。ある意味男役壱城あずさを極めたといってもいい好演でした。
だから、だからこそいなくなってしまうのは本当に惜しい!!
これからって時に。これから大人の男として活躍できるって時に退団してしまうとは。
番組の壱城さんのお顔は、もうすっかり退団者の顔をしていて。。。。
抱えていたもの、背負っていたもの、全てから解き放たれて自由になったような、おだやかでやさしい表情でした。
今は、宝塚の全てに感謝をしているんだなあと感じました。
ああ、泣ける。
特に印象に残っていることとして「REON in BUDOKAN」のソロダンスを挙げられていました。
その映像が流れたときに、「ああ、この人は星組になくてはならない人だった」と改めて実感。
なんと、「REON in BUDOKAN」に出演した14名のうち、来年も星組にいるのはあと2人。せおっちとあーちゃんだけ。
ちえちゃんの時代もどんどん過去になっていく。
ほんとあっという間。
どいちゃん(鶴美 舞夕さん)がいなくなって、壱城さんもいなくなったら、星組の群舞をまとめてきた大きな柱がなくなる。ちえちゃん時代にちえちゃんからダンスリーダーに指名されたまこっちゃんももう2番手スターだから細かく周囲に目を配ることもできなくなるだろうし。。。
天寿さんと如月君あたりがこれからの星組を引っ張っていくのだろうけれど、この二人もいつまでもいるわけじゃなし。
又新しい人材が育ってくるとはいえ、やっぱり寂しい。
私の第二次どっぷり宝塚ブームが終わっていくなあ・・・・
いえいえ!こっちゃんがトップになって退団するまではがんばりますよ!!まだまだ私はがんばります!!!
初日のニュースで、組長のご挨拶の際に後ろに映っていた壱城さん。
客席を見渡す表情が多くを語っているように見えました。
きっと「宝塚大劇場初日のこの光景を見るのはもう“今”が最後なんだな、しっかり眼に焼き付けておこう」と思っていたんだろうな。
今はただ、退団する3名が、気持ちよく最後の日を迎えられるのを祈るばかりです。