今日は美容院へ行ってきたしろたえです。
やっぱり大阪と宝塚では気温が違うなあ。
私が長年お世話になっている某美容室。
ジェンヌさんも訪れることがあるそうです。
担当してくれている美容師さんは30代の男性。
担当しているジェンヌさんにチケットを取ってもらって時々観劇されるそうで、宝塚話に花が咲きます。
彼は、観劇の際に困ることが3つあるそうです。
前の席に座るのは・・・
一つ目は座席。
前方の席のチケットをもらうと、すごく困ると。
ジェンヌさんからしたら、直接知ってる人に良い席で見てもらいたいという気持ちもあるだろうし、舞台での自分を知ってもらうことで、次回へアースタイルを決める際に要望を理解してもらいやすくなるということもあるだろうから、良い席を用意してくれるんでしょうね。おそらく。
でも彼らからすると、「バリバリ宝塚ファンでもない自分がこんなところに座っても良いのか??すみっこでこっそり見る感じでいいのに」と恐縮してしまうそうです。
さらには、客席に自分のお客さんがいた場合、自分がその方よりも前に座っているのも申し訳なく思うと。
わからないでもないけれど、プライベートの時間だしね。それにそのお客さんはきっと何回も観劇していて、前で座ることも後ろに座ることもあるだろうから何も思わないんじゃないかな。
でもやっぱり気になるそうです。
情報不足
二つ目は予備知識がないこと。
実際に舞台を観ても、その作品の7割くらいしか理解できてないと。
そんなのみんな同じですよね。
何をもって100%というのかは人それぞれだし、何度も観てようやく理解できることや新しい発見があるからこそ複数回観劇をするのが楽しいのであって、1回で100%理解できたら面白くない。
美容師さんいわく、開演前にパンフレットを購入して熟読、幕間も必死で熟読して情報収集に努めるのだそうです。
そこまでしなくても~(苦笑)
美容院のアシスタントの女性は、ショーで周りの席の人たちが突然ポンポンを出してきて振りはじめたときには「私ここにいてはいけなかったのかも。場違いだ。」ってびっくりしたそうです。
それはちょっとなあ。
初見のお客さんにそんなこと思われちゃう舞台作っちゃだめよね。だから客席参加型はいやなのよ。
事前準備なしに気軽に観られるのが宝塚じゃないのかなあ。
そして3つめ
眼のやりどころに困る
これが一番の困るポイント。
ロケット(ラインダンス)のときにどこをみていいのかわからない。
観ちゃいけないんじゃないかって思うらしいです。
いやいや、みせてるんだからちゃんと観てあげて!
男性ファンがオペラグラス片手にロケットを見ていたとしても何も思わないですよね。
「食い入るように観たらまずいんじゃないか」って、そう思ってしまうことのほうが問題ありな気がする(笑)
普通にショーの一部として、若手ががんばって踊ってるのを楽しめばいいのに。
足をみて「綺麗」と思って何がわるい?
そこを変に恥ずかしがったりする方が余計にあやしい。
ロケットだってひとつの芸術だし、伝統的に受け継がれてきた大事な一場面なのに。
世の男性はみんな、ロケットを直視して良いのか戸惑うのかな?
となると、男性の宝塚歌劇観劇のハードルは相当高いな。
ロケットなしの大劇場公演ってウエストサイドぐらいしか思い浮かばない。
今後もなくなることはないだろうし、男性側の意識を変えてもらうことしかできないかなあ。