いいかげん長くなってきたので、今日はトップコンビ以外の主要キャストを一気にいっちゃいます。
早くしないと忘れちゃいそう。
ジョルジュ・ジャック・ダントン 彩風咲奈さん
彩風さんのことを良く知らないのでまずは情報収集から。
愛称はさきちゃん。ふむ。そのままだな。
彩風さんって新公主演5回もやってるんですね。
雪組生え抜きのスターさんなんだ。
今回、宝塚離れしたトップコンビに対し、彩風さんはバリバリ宝塚の男役さんでしたよね。
ちょっとしたしぐさ、指や腕の使い方、足の開き方、組み方、細かいところまでザ・男役!!
最近ではちょっと珍しいなって思いました。
素顔の色白で華奢な女の子っぽいイメージからこんなにも変身するんだ!!とびっくり。
長身細身に紫のショーヴラン風衣装が良く似合って、さきちゃんの持つオーラなのか役の持つ力強さなのか、素晴らしい存在感で華奢さを全く感じさせませんでした。
肖像画のイメージとは全然違うけれど、私の中でさきちゃんのダントンが、歴史上のジョルジュ・ジャック・ダントンとしてインプットされてしまいそう。
このダントンがいい奴でね。一見勢いだけのめちゃくちゃな人なのに熱くていい男なんです!やりかたは粗暴でも、何をされても絶対に友を裏切らないし、妻のことも大切にしていて、情が深い。
そういえばわざわざ妻を登場させたのは、ダントンの人柄を強調させるためなのかな。効果的で良かったけれど、95分しかない中に盛り込む必要があったのか、いや、やっぱりカットはしてほしくない。でも、時間を考えると希帆ちゃんを膨らませた方が良かったんじゃないか・・・私が考えることじゃないけど、難しいところですね。
カミーユ・デムーラン 沙央くらまさん
こまちゃんは何をやってもこまちゃん。
カミーユ・デムーランでもダントンでも大差ない。独特のセリフ回しがそうさせちゃうんだなあ。
マノン・ロラン夫人 彩凪翔さん
凪さん、以前にも女役したことありましたっけ?
このビジュアルに違和感を感じない。綺麗。
男役ならではの力強さはあったけれど、役の大きさとしてちょっと物足りない。
タレーラン 夏美ようさん
よれよれすぎません?この方これからナポレオン時代にも大活躍する人でしょ?なんか先が長くなさそうにみえる。
ロラン夫人とタレーラン。うたかたの恋にもこんな役の人たちいたなあって思いながら見てました。
ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト 朝美絢さん
あーさはもっと作ってくると思ったんだけどなあ。ビジュアルが思っていたより男。
もっと鋭い美しさで、目力だけでカミソリみたいに全てを切り裂きそうなサン=ジュストを勝手に想像していました。脚本の描かれ方からしても、ロベスピエールにだけ笑顔を見せて、一方では冷徹で非情な人であってほしかったかも。
『1789』の新人公演で演じたアルトワ伯みたいなのがよかったな。組替えしたばかりで悪目立ちすぎちゃう?
あーさはできる子だから、もう一歩進化してほしい!!
フィリップ・ル・バ 永久輝せあさん
ひとこちゃんは今日も美しい。けど、あまり注目してみていなかったのでコメントなし。っていうか同じ場面にあやなちゃんが出てるから、ひとこちゃんまで観る余裕がない。。
オーギュスタン・ロベスピエール 綾凰華ちゃん
あやなちゃ~~~ん。組替えしてどんなポジションになるかなと思ってドキドキ。お芝居の立ち位置はまあ無難というか予想通りだな。こんなもんか。ちょろっとソロか二人かで歌ってましたね。だいもんとの兄弟感があまりなかったな。
衣装の色があやなちゃんにぴったりでした。
娘役さんは誰が誰だかさっぱりわからなかったのだけれど、希帆ちゃんに次ぐポジションの人は誰なんだろう。
さて、これでようやく『ひかりふる路』のコメントは終わり。次はショーにいきます。ショーの感想は1回でおわるはず。
雪組は詳しくないし、事前情報いれずに素直に観たつもりだったんだけれど、気がつけば、ついエセ評論家になっちゃってるな。長々おつきあいありがとうございます。
何観ても「うわ~」って思えた小学生のころのに戻るのはもう無理かな。
【LINK】
・雪組公演『ひかりふる路』よかった~感想その1 作品編
・雪組公演『ひかりふる路』感想その2 ロベスピエールについて
・雪組公演『ひかりふる路』感想その3 マリー=アンヌについて