昨日は『ひかりふる路』の新人公演でした。
ツイートによると、当日券にかなりの人数が並んでいたようですね。
6時前にぷらっと行ってチケットあったらいいのになあ、なんて甘いことを考えていました。
あやなちゃんどうだったかなあ。ニュースが早くみたい!
さてさて、ひさびさに『国境のない地図』をじっくり鑑賞しました。
やっぱおちつくわあ。なんだろうこの安心感。
幕開き、まりこさん(麻路さきさん)の生ピアノ演奏と白城あやかさんの透き通る歌声から始まるこの作品。まりこさんのトップお披露目公演で、阪神淡路大震災復興公演。初日に観劇したことは忘れられません。
東と西に分かれたドイツを舞台に、政治や現代史に加えて、母子愛、男女愛が盛り込まれた大作。
植田紳爾先生作・演出ということで敬遠される方もいると思いますが、今見ても良くできた面白い作品ですよ。
今の時代に見ると政治面などで違った見方もできてしまって更に興味深いです。
今は大御所となった英真なおきさんが、真っ赤な髪をツンツン立てて、ベルリンの不良青年をやっているのもおもしろい。
真飛聖さんたち81期の初舞台公演で、この時の口上は開演前の袴姿ではなく、劇中で着物姿の口上でした。
最近このパターンみかけなくなりましたね。
新人公演ではこの口上シーンを、麻路さきさん、白城あやかさん、稔幸さんの3人が演じたんですよね。
いろいろ懐かしい。
ラストのベタだけど感動的な第九の合唱と「壁をくずそう」のせりふもお気に入り。
フィナーレの男役の大階段燕尾服は袖がピンクなのが印象的でした。
「トッカータとフーガ」を使ったダンスシーンは後に劇団のポスターにもなったし、まりこさんのさよならショーでも、羽山先生の記念公演でも踊られた、宝塚を代表する名場面になりました。
今の「ひかりふる路」でも使われている「悲愴」のデュエットダンスも美しくすばらしかった。
今のテレビで見ると、昔の映像ってすごく痩せて見えるんですよね。一回り細くて、より美しく見えます(笑)
パレードはトップスターの羽はなかったけれど、すっきりしているのもこれはこれで素敵。
白い衣装のまりこさんを見て、改めて「本物の王子様だ!」って惚れ惚れ。
は~~~、やっぱりまりこさんは特別だわ!!
素敵!!
『国境のない地図』おすすめですよ!!