昨日のブログに書いたBS-TBS「かんぽ生命 presents ドリームメーカー2 ~望海風斗、夢への軌跡~」。
番組内で各組のカラーについての説明がありました。
これがしろたえ的に結構ツボにはまった。というか、これだけでも色々突っ込めそうだったので色々思うままに書いてみました。
各組のカラーって?
番組でアナウンスされていた各組のカラー説明はおおよそ以下の通り。
花組はその名のとおり華やかさと実力を兼ね備えた組
月組は個性を活かした海外ミュージカルが幅広い支持を受けている
星組はゴージャスで存在感のあるスターを数多く輩出してきた
宙組は現代的なイメージに加え、迫力のあるコーラスに定評がある
雪組は和物に定評があり、多彩な作品を上演してきた
組を表現するにあたっての視点がバラバラすぎておもしろい。
順番にコメントしちゃいます。
花組 | その名のとおり華やかさと実力を兼ね備えた組
ん?花組のカラーって最近そんな感じなの?
実力?
まず最初にこのアナウンスでつっこんだ。
確かにみりおちゃんは何をやってもそれなりに上手だけれど、「実力派」というとちょっと違う。
実力派というのはいまの雪組トップコンビのような方たちを表現する言葉よね。
それに、組全体として実力のある組という特別な印象はないような気がするけれど・・。
華もちょっとだけ微妙。みりおちゃんとれいちゃんには確かな華があるけれど、組として「華やかな組」という印象はあんまりないような・・・
昔はスーツの似合う大人の組でしたよね。
最近は、娘役のスカート捌きがピカイチだと言われていますよね。。
今のカラーは何というとしっくり来るかなあ。
永遠に年を取らない美しさ?ん~、やっぱり「華やかな花組」が一番しっくりくるか。
月組 | 個性を活かした海外ミュージカルが幅広い支持を受けている
確かに。大地真央さんの時代から月組の印象はずっと海外ミュージカルかも。
あとコーラスね。最近はどうかな?私の中では月組こそがコーラスの美しい組という印象なのだけれど。
月組は芝居の組とも言われてたなあ。懐かしい。
「宝塚に新時代!娘役スターが輝く月組」といいたいところだけれど、宝塚的にそういうわけにはいかないだろうな。宝塚歌劇団はまだまだ旧態依然としておる。
雪組 | 和物に定評があり、多彩な作品を上演してきた
そのまんまだ(笑)
以前は、本当に和物が似合うスターさんがたくさんいて、それゆえ和物の組といわれていたけれど、最近はどちらかというと、和物の組といわれるから和物を多めにやっているような気がする。
そこに囚われる必要なんてないのにな。
でも希望コンビは和物似合いそう。やっぱりだいもんに『忠臣蔵』やってほしい。きほちゃんの役はちょっと考えるとして。『桜華に舞え』も似合いそうだな。
間違いなく今の雪組は「宝塚の枠を超える実力の組」だ。
星組 | ゴージャスで存在感のあるスターを数多く輩出してきた
そのとおりでございます。
私が求めているのはまさにこんな星組。
鳳蘭さんを筆頭に、私の青春時代のスター、日向薫さん、紫苑ゆうさん、麻路さきさんと、長身でゴージャスなスターが目白押しだったのが星組。
が、「今は昔」だよね。
今もゴージャスな組であってほしいという願望はあるけれど。。
今はどんな組?
「つわものどもが夢のあと」って言葉が浮かんできてしまうのですが・・・
(過去のスターは夢破れたわけではなく、夢をかなえて輝ききったのでちょっと意味が違う?)
それをカラーというわけにはいかないから・・えっと「エネルギッシュで団結力が強い星組」でどうだ!
宙組 | 現代的なイメージに加え、迫力のあるコーラスに定評がある
新しいからそういうイメージなのかな。長身男役の組ですね。
トップが変わってから、まだ公演をしていないから全てが未知数。
色がついてなくてある意味自由なのが宙組って感じがする。
「決まった色がない、虹色の宙組」でどうだ!!
今は組カラーなんてものはなくなってきているとよく言われてるけれど。ここ数年ひしひしと感じるのは、トップが替われば組カラーなんてアっというまに変わっちゃうということ。
星組しかり、雪組しかり。
当たり前といえば当たり前なんだけれど、あまりにも変わりすぎて、過去に積み上げてみたものがすっかり上書きされてしまうのがさみしい。もちろん過去あっての現在だけれど。。