宝塚歌劇 雪組

『凱旋門』生きることがつらいときにあの人には出会いたくないな

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「凱旋門』のDVD発見!!
お気に入りの作品だったから、絶対どこかに初演の映像残してるはずだと思ったんだよね。無事メディアの山の中から出てきました。

『凱旋門』って、心にしみる良い作品だと記憶していたけれど、今観ると「あれ?こんなもんだっけ?」って感じでした。初演から18年の間に宝塚は大きく進化してるからなあ。いろいろ知ってしまった不幸かもしれない。

『凱旋門』というと
・天才寺田瀧雄先生の音楽がとにかくすばらしい。
・カルヴァドスというりんごのお酒の存在を知った。おいしそうである。

という2点が超印象的。

とにかくカルヴァドス。これでもかっていうくらいカルヴァドス。
お酒を飲まない私が知っているお酒といえば、フランスのカルヴァドスとハンガリーのトカイワインくらい。
寝てもさめても宝塚!とは思っていないけれど、あらゆる分野の知識の源は宝塚歌劇である!!とは断言できる。

パララパララパララ・・・

制作発表でも歌われていた「雨の凱旋門」と「いのち」。どちらも名曲で、ここ数年は音楽だけが一人歩きして歌われていますよね。
特に「いのち」は、ストーリー関係なく、この曲だけでも胸に迫るものがある。
作品中ではそんなに歌われている曲でもないのにね。
今の宝塚に、寺田先生に匹敵する座付き作曲家がいないことは残念で仕方がありません。ジェンヌのスターはいくらでもいるけれど、演出家や作曲家といったスタッフ側のスターはそうそう誕生するものではありませんね。

雪組さんは暗い、重い演目が続きますね。凱旋門』は『ひかりふる路』ほどしんどくはないとはいえ、ナチスとか戦争とかっていう作品はあんまり観たくないなあ。あの作品の後だから、次は軽めのもののほうが良かったような気がしますね。

初演は専科さんの特出もあって、役がたくさんある作品なので、そこそこ路線スターがたくさんいる今の雪組にちょうど良い設定だと思います。ヒロインと2番手が歌うまさん枠だというのもぴったり。
ただ、男役は主要の二人をのぞくとみんな団子状態というか、誰が上で誰が下という差があんまりない。いろんな組み合わせが考えられるけれど、どうするのかなあ。無難なところに落ち着くかな。とりあえずあーさは安蘭けいさんの役で!!一番おいしくて格好良い。

さて、ブログのタイトルに書いた「生きることがつらいときにあの人とは出会いたくない」。

作中で轟さんが、生きることがつらいときに月影さんに出会えた喜びを歌うんです。

が、つらいときにあんなにもうっとおしい女性には出会いたくない!!
月影瞳さん演じるジョアンがどうしようもなくうざい!!
生きることがつらいときにこんな人に付きまとわれたらしんどすぎる。
男ってああいう女性に惹かれるんですかね?理解しがたいわ。

月影さんが悪いわけではなくそういう役なんですけどね。きほちゃんも同じような感じになるのかなあ。

ポスターもイマイチだし、期待していいのか、しないほうがいいのか、わからなくなってきました。

あ~「いのち」が頭の中をぐるぐる廻って離れない。

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