宝塚歌劇 宙組

宙組『天は赤い河のほとり』感想

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改めまして『天は赤い河のほとり』の感想です。

お披露目公演としては悪くないですよね。もう一回観たいって思えたし。
まずビジュアルが素晴らしい。眼で楽しむ宝塚。これぞ基本!王道!!

宝塚歌劇でしか出せない世界観で、とっても宝塚らしい作品になっていると思います。

とまあ、これは出演者や衣装、メイク、装置などのビジュアルの話。

脚本としては・・・小柳先生珍しくやっちゃった感じ。
これだけの長編を95分にまとめるのは大変だったと思います。たくさんの宙組生に役を与えないといけないし、どの役を誰が演じるかによって役の重さも変えないといけないし、たくさんの制約の中で苦労してここまで作り上げたんだろうなというのはわかる。でも~、いくらなんでも早送りすぎる。

そのままできるわけはないから、95分で収めるためにエピソードを組み替えたり、オリジナルにしちゃったりするのは理解できる。
原作ファンとしては物足りなく感じるものの、それはそれでいいでしょう。
それより、あれこれざざ~~~っと流しすぎて、何が起こったか良くわからないで進んでいくのが問題。

なんで泉からでてきたばっかりのユーリがいきなり黒太子をやっつけられるの??敵だった黒太子がどうして一緒に戦ってるの??
ユーリ、異世界につれてこられたことを簡単に受け入れすぎ。
なんでイシュタルって名前なの?
ラムセスってどういう人?

いろいろ、原作読んでないと脳みそフル回転で考えないといけない。いや、原作読んでるから混乱するのか?
どっちだろう。

折角キックリを語り部にしてるんだから、簡単な人物説明とか状況説明をいれればぐん!とわかりやすくなっただろうに。

何より不満なのは、恋愛要素がなさすぎること。
カイルがユーリに惹かれていく歌とか、ラムセスがユーリに惹かれる心の動きとか、ユーリが日本に戻らずカイルを選ぶ葛藤とか、そういうの一切なかったですよね。私見落としてる??ユーリはともかく、カイルもラムセスもあっさりしすぎ。

カイルがユーリに惹かれていく心情はもっと出して欲しかったですよね。ただキスがしたいだけで、LOVEがないようにみえる。
ラムセスも、いつもユーリが困っているタイミングで都合よく助けてくれるただのいい人に見える。
ユーリを自分のものにしたいんだなっていうのはわかるけど、想いの熱さが全然伝わってこない。
ものたりな~~~~い。

キスシーンは確かにあった。壁ドンも。
でもキュンキュンしない。

たとえば、同じく小柳先生の『めぐり会いはふたたび』みたいな、甘々ラブラブが観たかったなあ。

恋愛要素があったのはむしろ、ナキア皇太后とウルヒの子供時代のほうかも。

あと、展開が早すぎるばっかりで、一つ一つのエピソードが浅いから、この作品の象徴的な場面とかせりふとか、とにかく観終わった後、心に残るものがない。せりふはかなり漫画のせりふをそのまま使っているものの、ただただ「綺麗だったな~」っていうことしか印象に残らない。
宝塚だからそれでいいんだけどね。

銀橋でカイルとラムセスが戦うシーン。二人だけで戦っているのはなぜか?そこのところがわからないから、原作を読んでいない人にはあの場面の意味もわからないと思う。
男二人に女一人の関係性が舞台では全然現れてなかったもんなあ。

そういえば主題歌ってどれ?
あ、どれ?っていうほど音楽がなにも記憶にない。

なんとかさんっていうゲームの作曲家さんの曲が2曲入ってるんですよね。
プロローグともう一つはどれだろう?
とりあえずプロローグのみんなが出てくるところの曲はガチャガチャうるさい感じがした。これが主題歌になるのかな?
そういうの好きな人には最高なんだろうけど私は好きじゃない。
そして、曲に合わせた演出でエコーが聞きすぎているのか、はたまた歌い手に問題があるのか、このプロローグの曲歌詞が全然聞こえませんでした。

ストーリーとか原作とか歌とかそんなこと抜きにして、ただただ眼で観て楽しむ。
それが宝塚版『天は赤い河のほとり』の正しい見方!!
ストーリーを追いかけずに見る分には美しく楽しい。初心者にもお勧めできる作品だなあって思います。

ところでラストシーン、泉に剣を刺すところ、原作にはあんなシーンないけれど、宙組20周年にあわせてエクスカリバーのイメージ?と思ったのは私だけ?考えすぎかしら。

写真は少し前に宝塚南口駅前のタワーマンション1階にできた海鮮丼のお店。
おいしくて、ほどよいボリューム。お店の感じも良くてお勧めです。ただし席数少ないので並ぶことも。
金額は1296円~ってところです。写真は鰆とぶりの2色丼1620円でした。テイクアウトもできるみたい。ご観劇の前後にどうぞ

宙組『天は赤い河のほとり』ビジュアル速報!!

真風涼帆さん&星風まどかさんトップお披露目公演2日目を観劇! まだ2公演目、フレッシュな舞台でした、よね? いやいや、お披露目公演の不安さやあぶなっかしさなど微塵も感じさせない、堂々とした舞台でした。

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