昨日から今日にかけて『霧深きエルベのほとり』をネット検索した人がどれだけいただろう。
最後に再演されたのは1983年。しろたえもう産まれていますが、宝塚歌劇を観たことがない頃。さすがに知りません。どんな作品かなあ。
Once upon a time in Takarazuka『霧深きエルベのほとり』
主な配役に男役が2人と娘役が二人。今の星組の体制にはぴったりかな。
主人公が船乗りって、『パッショネイト!』アマゾンクルーズの船長さん姿の紅ちゃんしか思い浮かばない。
ヒロインの婚約者、2番手男役がいい人ポジションでつまらなさそうな匂い。
気になるのはタイトルの上にある「Once upon a time in Takarazuka」の文字。このタイトルの上につく言葉って何っていうの?
こんな名前を付けたということはシリーズ化されるのかな。来年一年間過去の珠玉の名作の再演イヤーとか?それはそれで面白い。次は何が出てくるか!!って。
昔の作品って情緒があって、言葉に力があっていいですよね。
ただ古いだけじゃなく、上田久美子先生の新たな潤色・演出というのが良い。美しい空間演出をしてくれるかなあ。星組って上田先生作品初めてだし、どうなるか楽しみですね。
スーパー・レビュー『ESTRELLAS ~エストレージャス, 星たち~』
スペイン語で星々を意味するエストレージャス。中村 暁先生のショーはまあまあ悪くない。どちらかというとお芝居の方が印象に残る作品が多いかな。
「星々」って、たくさんの星たちがそれぞれに見せ場のある作品だといいな。最近の「いつもみんな一緒!」みたいなのはもういい。個々を魅せるショーがみたい。
退団公演?
みんなが気になっているのはここ。次で紅ちゃん退団なのか、もう一作あるのか。
誰もが「そろそろ・・」と思っているだけに、ネット上でも話題になっていますね。
作品に意味を持たせるとしたら『霧深きエルベのほとり』は順みつきさんの退団公演だったし、ストーリー的に一人で去っていくというラストが、男役トップ単独退団をにおわせるといえなくもない。
そして退団公演のショーといえば最近はトップさんの名前やイメージをタイトルにした作品が定番。とはいえ紅ちゃんは既に『キラー・ルージュ』でそれをやってしまった。「星々」というタイトルは、紅ちゃんトップの星組を象徴しているようで、退団公演といわれればそんな気がしなくもない。
一方お正月公演で退団って最近聞いた記憶がない。
ということでバックナンバーを調べてみました。
恐らく2000年の姿月あさとさんの退団公演『砂漠の黒薔薇』が、宝塚大劇場お正月公演で退団した例の最後です。随分前だけれど前例がないこともない。そして劇団は前例がないことだってやるときはやる。
ということで、あるともないともいえない。
しろたえはこれまで、当然次が退団公演だと思っていたけれど、昨日の演目発表を見て、次ではなくてその次かもしれないという方に傾いてきました。
根拠はと言われると困るけれど、なんとなく勘です。
もし退団だとしたら、『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』東京公演終了後、7月22日以降に発表があるでしょう。
エンドレスに続く退団とお披露目。それが宝塚の醍醐味なのか、それでファンが疲弊して、また新たなスターとファンが産まれてくるのか。よくわからないけど、追いかけていくのは大変だ。