『スカーレットピンパーネル』、ミュージカル版はそんなに好きな作品でもないのに、久々に映像見たら一気に脳内タカラヅカが、『ひかりふる路』から『スカーレットピンパーネル』に切り替わってしまった。
日曜日にスカステで1回目の放送があったスカピン。
ちょっとだけみてみようかな~とリアルタイムで途中からテレビをつけたら、結局最後までみてしまった。
しかも、録画もしていたので、最初に戻って前半も見てしまった。
東京の千秋楽というのは、宝塚でみるのと全然違いますね。完成度が高い!!
そして紅ゆずるさんはもしかしたら映像向きなのかもしれないって思いました。
なぜって?
映像だと、紅ちゃんの表情がクローズアップされて、生の舞台では気づかなかったパーシーの細かい心の動きまでがよく伝わってくるんです。
パーシーっていうかグラパンのね。
マルグリットが「ひとかけらの勇気」を歌うときのグラパンパーシーの表情。
驚きや、マルグリットへの真剣なまなざし、今まで向き合ってこなかったマルグリットに真正面から向き合おうとして、彼女の気持ちに気づいていく過程。
見ている側の勝手な想像も含まれてるかもだけど、様々な想いが表情からガンガン伝わってきました。
一方でさすがは千秋楽。
紅ちゃん遊びすぎ。
もう誰に求められない。
やりすぎ~~~~~。
けど、これはこれで、間とか、完成度がめちゃめちゃ高くて面白かった。
しかし紅ちゃんよ。お芝居で客席参加型というのは聞いたことがないぞ。
まさかまさかの客席に歌わせるとは。それも「声がちいさい」とやり直しさせちゃうとは。
そしてそして、まさかの無茶振りにもちゃんと反応する星ファン。
映像に客席の歌声がばっちり入ってました。
すごっ!!
星組ならではなんだろうな。
すごいけど、他組ファンには引かれちゃうなあ。
わかる人にしかわからないうちわネタでもあるし。
良いのか悪いのか・・・・。
宝塚大劇場の初日を観劇したときには、紅ちゃんが笑いに走らずに、知的なパーシーを誠実に演じてたことに感動したんですよね。
スタートがそこで、ゴールは完全に笑いにいってしまった。
ファンがそれを望むのか、紅ちゃんの個性がそうなるようにできているのか、どっちだろう。
私は初日版のパーシーが好き。でも楽のパーシーも良かった!!
あーちゃんのマルグリットは久々に見ると、やっぱりお歌がかなり・・・・。
見た目や声、雰囲気はよくここまでがんばったなと、1年以上経った今観ても、実際のあーちゃんより数段大人に見える演技をしているけれど、やっぱり歌が。
ここまでだったかなあ。。。
がんばれ!!!
さて、われらがこっちゃんはというと。
ショーヴラン格好良い!!!
小柄だけれど筋肉質で誰よりも鍛え抜かれた敏捷な肉体は黒豹の如く!!すばらしい。
歌は完璧以上、表情も演技もパーフェクト!!
たまにかわいらしく少年っぽく見えてしまうところがどうしてもあるけれど、これも「あ、ショーヴランって実は若いんだ」って、背伸びをして革命に身を投じている感がでていいんじゃない???
大大大好きな栄光の日々では、こっちゃんがうたっているのに七海さんばかりが映るという事態が!
舞台ではこっちゃんしかみてなかったから、あそこで七海さんがあんなことしてるとは知らなかった。
しろたえアングルと全然違うから新鮮でした。
ロベスピエール。改めて、ひかりふると全然違いますね。
だいもんロベちゃんも、グラパンにはコロっとだまされそうだけど(笑)
ふ~。久々にスカピン堪能。
脳内ミュージックがすっかりスカピンに戻っちゃいました。