宝塚歌劇 月組

月組『エリザベート』初日感想 偉大なちゃぴシシィ

投稿日:2018年8月25日 更新日:

お待たせいたしました。初日の感想です。

とにかくちゃぴちゃんのエリザベートが素晴らしかった。技術面もビジュアルも演技も何をとってもいうことなし。
これぞ、ザ・シシィって感じです。


最初に簡単に印象をお知らせすると、この公演は、エリザベートとルキーニ2人のための公演、この二人を輝かせるためにある作品でした。

愛希れいかさんのエリザベートと月城かなとさんのルキーニ、そして、輝月ゆうまさんのマックスパパが特に素晴らしかったです。
95期は期待を裏切らない。

ただ、初日から既に完成しているこの方々と比較すると他がね・・・

まず幕開きのコーラスがいきなりバラバラであかんかった。
それに、なんとなく全体的に音が低めな気がしました。
「ド」という一つの音でも、人の声だと高め低めがあって微妙に差が出るんですが今回の公演は全般的に音が低かったと思う。

更に、ゾフィー役憧花ゆりのさんの個性的な声がよく聞こえてきて、コーラスらしくなくなってる。
マイクのボリューム調整がうまくいってない?
子ルドルフの透き通る高音ソロが好きなんですが、これもイマイチだったな。初の大役の初日だから緊張しちゃったかな。

コーラスの月組といわれていた時代もあったはずなのに、残念。

ちゃぴちゃんシシィ登場!!
細い!!!
痩せすぎじゃない??肉がない!!

ポスターのイメージで、意外と老けて見えちゃうのかなと心配していたけれど、そこはさすがのちゃぴ様。
ハツラツとした天真爛漫な野生的少女エリザベートを好演してました。

隣に立つマックスパパが超長身なこともあって、小さくみえたのも子ども役らしくて良かったな。

パパとの歌も素晴らしかった。
通常高音部分は裏声に切りかわるシシィが多いなか、ちゃぴちゃんは全部地声っぽい強い音でしっかりと歌いきってました。

パパはバートイシュルの場面がかわいらしくてよかったな。
バートイシュル、そんなに暑いのか?ってくらいあおいでましたね。そして隣に立っているのは家庭教師だったかな。なかなかの親密っぷり。ふたりは深い仲なのかしら。
とにかくパパの小芝居がおもしろくて目が離せない。
歴代パパと比較すると相当若いけれど、もっと若い頃からおじ様役を好演してきたゆうま君だけに、全く遜色なかった。
ばっちりでした。

ルキーニの月城さんもすばらしかったですね。
精悍で「あれ?この人本当にイタリア人だったんだっけ?」って勘違いしてしまう、彫りの深さ。
キラキラでギラギラ。
これまでのルキーニとちょっとタイプが違って、新しくて好きです。
お芝居が上手なのは知ってたけれど、ここまでできるとは思わなかった。そして歌がこんなにもうまいなんて知らなかったな。
初日から余裕のアドリブでしたね。「緊張してるのはこっちだ!」って。
ただの切れてる奴ではなく、人間味があって、ちょっとやさしそうに見えるときもあり、惚れてしまいそう。

この方はこれから無事トップへの道を歩んでいけるのかな。あるいは達者すぎてセンターから外れてしまうなんてこともあるんじゃないかってうますぎて心配になりました。

トートとフランツはつまらなかったなあ。
トート、たま様どうしちゃったんでしょうね。存在感0。
エリザベートが自立しすぎ、強すぎなのかもしれないけれど、なんだかトート閣下かすんじゃって。
珠様が自分からちゃぴシシィの影に徹しようとしたのかなあ。だとしてもトップとして観客を惹きつける何かは欲しい。
死は全く人を愛しているように見えず、ただ、歌って動いて型どおりに機械的に動いているようにしか私には見えませんでした。
私が珠様の意図を理解できなかっただけなのかもしれないけれど、やる気に欠けるおとなしいトートだなって思いました。
歴代で私的に一番好みじゃないトートだった姿月あさとトートっぽい冷たさ、感情の出さなさだったんだよな。
外見は麻路トートっぽいところがあって、動きはウイーン版トート風にも見えた。でも内面は姿月トート。
珠様の持ち味が全然生かされてない。たま様はもっと感情を出したほうがらしくていいのに。
元々期待してなかったけど、思っていたよりもっと残念な結果。

美弥ちゃんのフランツもあかんかったなあ。
その美貌は役に立たなかった。フランツに色気がありすぎる。
美弥ちゃんって上級生なのに、渋い大人の男が似合わないのかも。艶っぽい大きなお目目が邪魔しちゃう。
その点、真風さんはフランツの抑えた演技がぴったりで、素敵だったな。
美弥ちゃんって音域がかなり狭いのか、高音部分が全然出てない。グランドホテルのオットー状態でした。
オットーは声が出ないことを役に生かすことができたけど、フランツはそうはいかない。
こちらも期待はずれでした。

ゆりの組長のゾフィは新しくて良かったです。
シャープなゾフィ。強くてうるさいこれまでのゾフィとは一味違う。
いつもきちんと身だしなみを整えて、自分を律して生きてきたからこそ、シシイにも当然同じことを望むんだろうなって、理不尽な姑には見えませんでしたよ。

ありちゃんは出てくるだけでスターですね。
ルドルフにしちゃちょっと明るい雰囲気だったかなあ。
あんなクルクル回るルドルフ観たことないかも。

話はまたちゃぴちゃんに戻ります。
ちゃぴちゃんはどの場面をとっても、歌い方、歌の切り替え方、演技、表情、年齢、全て完璧でした。
気合の入り方が他の人と全然違う。とにかく観てほしい。

あ~、今日がタカラジェンヌ愛希れいか最後の日なんだなって錯覚してしまいそうなほどの渾身の演技でした。
「私だけに」では大拍手が起こってましたね。あまりに生命力にあふれていて、なぜ倒れたのかって不思議に思ってしまったけれど。
これ以上まだ進化できる余地があるのだろうか??
東京楽に向けて、更に更にレベルアップしていくのだとしたら恐ろしすぎる。

退団後はどうされるのかな。芸能界に進むのであれば、OGジェンヌたちにとっては大変な脅威になりそう。

感想をポスターにするならば、真ん中にスックとキリッとしたちゃぴちゃんエリザベートが横向きに立っていて、顔だけが正面を向いている図の後ろに、背景と同系色なトートとフランツがうっすら小さくいる。そして画面左下あたりに小さいけれど印象的に、三脚付きカメラを持ったルキーニが立ってる。そんな感じかなあ。

私のエリザベート観劇は初日の1回だけだけれど、最後の日までちゃぴちゃんとスー様の活躍を楽しみにしています!!

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