宝塚歌劇 宙組

本編はフィナーレのための長い前座?|宙組『異人たちのルネサンス』感想

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宙組公演2幕は、何が良いって、フィナーレが良すぎた。
すごすごた。
格好良すぎた
斬新すぎた。

『異人たちのルネサンス』
—ダ・ヴィンチが描いた記憶—

タイトルの意味がよくわからない。

確かに、私たち日本人からみたら「異人さん」だ。
ルネサンス時代を舞台としているのも間違いない。

でも、この作品において、ダヴィンチである必要もルネサンスである必要も全くない。

ただの恋愛物語やん。

時代設定、人物設定にダヴィンチの時代を利用しただけで、別の時代、別の場所に置き換えても普通に成立しちゃう。
昔花組で上演された『ミケランジェロ』はちゃんとミケランジェロの話だった。
昔星組で上演された『1914/愛』はちゃんとその時代の画家たちの話だった。

でも今回、ダヴィンチである意味がなさすぎる。
なんだか普通過ぎて、つまらない。

期待してたものと全然違いました。
ただの画家じゃなくて科学にも精通していることとか、『モナリザ』『岩窟の聖母』だけじゃなく、『最後の晩餐』とか『ウィトルウィウス的人体図』とか、色々あるやん。
人生のある一コマを切り取った作品とはいえ、もうちょっと天才らしさが伺えるエピソードを作るとか、なんかあっただろうに。
もっと、ダビンチのすごさを表現して欲しかった。

今度、テレビやら美術展やらでダビンチに出会ったときに「お!!」って思える何かが欲しかった。

ということで本編の感想終わり。

さて、本題はフィナーレ!!
お芝居はつまらなかったけれど、フィナーレがめちゃめちゃよかった!
斬新!!

端から端まで全部すごい。

意味わからん位良くて、衝撃でした。

このフィナーレのための本編だったということだろうか。

最初は和希そら君を中心とした男役三人が銀橋を渡るところから。
最近、目じりのつりあがったちょっと狐眼なお顔がはやっているのかしら・・・
和希そら君は無駄にうまい。ダンスの切れがいい。
もちろん歌もうまい。
ウエストサイドでアニタを演じたり、要所要所でよく使われているものの、この実力が十分に活用されていなくてもったいない。だから無駄にうまいって思ってしまう。

その次はロケット。衣装がかわいい~~~~。
後ろの席に座っていた、宝塚初めてさんたちが「うわあ~~~」って喜んでました。

そしてそして、そこからだよ、すごいのは。
大階段に並ぶ真風氏と娘役たち。
まず四角いフォーメーションが斬新すぎる。
真風さんが指揮者のように手を動かすと、アダルティで色気たっぷりの娘役たちが動き出す。

実はこれ、四角いのが額縁で、真風さんが手を動かして絵を描くと、絵画の中の女性たちが動き出す、女性たちとダヴィンチが享楽にふけるというダンスなんですって。
衣装の助けもあるのか、宙娘たち、みんな色っぽすぎる。ドキドキ。
めっちゃ素敵でした。

そして芹香さん他の男役たちが登場。
彼らは享楽にふけるダヴィンチをいさめる聖職者たち。
というとクラシカルなイメージが浮かぶけれど、超超最先端!!
新しすぎる振り付け。
かっこえ~~~~~。
ふわわわわわ~~~!!ってなりました。
ちえちゃん時代の星組みたい。これは見ごたえある。
ん~~~~、たまらん。

振り付けのkaoriさん、今回が初めてなのかと思いきや、『ポーの一族』のフィナーレも振り付けされていたみたいですね。どんな振りだったかなあ。
男役も娘役も、みんながみんな素敵。
そんな中でひときわ輝いていた風馬翔さん。誰よりも体が重たそうなのに、誰よりも機敏で誰よりも軽く踊る。
退団するのがもったいなさ過ぎる・・・

デュエットダンスもとっても綺麗。
全体の絵がすごく綺麗。
まどかちゃんが手を広げたときの照明、ディズニーファンタジーなキラキラ。
この演出もまた、新しい。

このフィナーレで、宝塚、また一つ新しい時代に進んだなって感じましたよ。

田淵先生、ショーの演出やって欲しい!!

結局『異人たちのルネサンス』はショーが全て持っていった。
ショーが良すぎた。
このショーを魅せるために本編があったのだとしか思えない。

というわけで、宙組感想おわり。次は『オーシャンズ11』ですね。
今の真風さんがダニーを演じるとどうなるのか、見ものです。

そしてこの公演が終わると、次はいよいよ今一番輝いている雪組の『ファントム』。
当日券、いついこうかなあ。寒いと並ぶの嫌だなあ。。。チケット取るのも体力がいるわ。

【LINK】
宙組観てきました『白鷺の城』感想

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