今年はお正月から忙しい!!
星組の次は梅芸で『MA』を観てきました。
実は初観劇です。
全部見終わった感想をいうと、すっごく良かった。
マリー・アントワネットとマルグリット・アルノー。二人の命がけの演技を見た気がします。
ちなみに私が見たキャストは以下の方々
マルグリット・アルノー ソニン
フェルセン 古川 雄大
ルイ16世 佐藤 隆紀
やっぱりソニンはすごい。
あのエネルギーと歌唱力、演技力。誰にもまねできない。
日本のミュージカル界の宝。
日本のミュージカル俳優で一人ナンバーワンを選べって言われたら、私は迷うことなくソニンを選ぶ。
あの細い身体のどこからあのパワーがでてくるんだろう。
常に120%全力って感じですよね。終演と同時にスイッチ切れちゃいそう。
こっちゃんといえどもあそこまでできるかどうか。
ちょっと見てみたいな。こっちゃんのマルグリットアルノー。
なぜかいつもバスティーユに女たちを連れて行くのはソニンの役割っていうのが面白い。
『1789』でもそうでしたよね。
そして笹本さんのマリーアントワネットも後半素晴らしかった。
息子を奪われたときの母の嘆き。ゾクっとしました。
言ってはなんですが、花ふささんにこれだけの演技できるのかしら?って思っちゃった。
フェルゼンの古川君は、下町ロケットの意地悪な農協のお兄ちゃんとは別人で、男前ボイスにキュンとしちゃいました。
シュガーさんのルイは、誰もがイメージするルイ16世そのものって感じでしたね。
ストーリーは宝塚ファンなら知りすぎているほど知っているフランス革命の物語で、首飾り事件含め細かいところまで全部分かってるから、結構退屈。
教科書どおりのフランス革命なのに、バルコニーでのおじぎがなかったのがちょっと残念だったかな。
音楽はすっごく難しいですね。
出演者のみなさん、どうやってあのリズム覚えたんだろうか。
めっちゃ大変だったろうなあ。
観劇中に『ベルサイユのばら』『ひかりふる路』『ジャンルイファージョン』『1789』『ルパン3世』などなど、数々の宝塚の作品が次々浮かんできました。
なぜか『ハプスブルクの宝剣』も。フランツィ、浮気者だった。
宝塚じゃないから、なかなか描写がリアルっていうか、えぐい部分があって、ちょっと苦手かなあ。
あのエネルギーはもう一度浴びたいけれど、もう1回見たいかっていうと、なかなかハードな作品なので躊躇してしまうかも。
ともあれ、良いもの見ました。