宝塚歌劇 宙組

マンガの宝塚化ー「天は赤い河のほとり」を観て

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あら?なんだか論文のようなタイトルになってしまいました。

今日はNHK『天は赤い河のほとり』を観ました。

生の舞台も観ているのだけれど、今日改めて映像で見た感想としては、「めっちゃ宝塚やなあ」っていうのが第一印象。
原作の世界観がどうのこうのという以前に、王道の宝塚。
舞台版とか実写版とかじゃなくこれは「宝塚版」だなと。

なんだろう。
形式?

トップがいて相手役がいて、2番手3番手というスターシステムがあってというのは当然のこと。
さらに、立ち居振る舞いだったり、娘役がぞろぞろ出てきてかしましく歌い騒いだり、祭の場面があったり、王家に捧ぐ歌っぽい装置だったり、何もかも、どこを切り取っても「あ~、これは宝塚だわ」って、当たり前すぎる感想ですね(笑)。

舞台を観たときは、何よりも、これは私が昔から好きで読んでいた「天は赤い河のほとり」だ!っていう思いの方が強かったけれど、一歩下がってみるとまた印象が変わるんだなあって面白い。

それでもやっぱり、内容浅!!予備知識なかったら全然話わからんスピード。
もっと他にやりようがあったんじゃないの?もっと内容を絞っても良かったのに、などなど色々思うところはあるものの、いろいろな制約があるなかで、あの長い作品を90分程度にまとめて宝塚化した小柳先生はやっぱりすごい。

宙組のトップコンビによくにあってるしね。
とはいえ、イケメン真風涼帆氏であっても、マンガのあのカイル・ムルシリにはイケメン度でかなわなかったというのが私の感想だったりする。カイル素敵だもんなあ。
ユーリは逆に、宝塚メイクで綺麗にしすぎじゃないのかなあと。みんなと違う象牙色の肌でよかったのに。そのほうが目立つし。
人種云々とか娘役トップだからとかめんどくさい話になっちゃうのかなあ。ショーとの関係もあるかな?
なんか違和感。

マンガの宝塚化というと「ベルサイユのばら」を筆頭に、「オルフェウスの窓」「火の鳥」「虹のナターシャ(来週スカステで放送)」「メイちゃんの執事」「るろうに剣心」「ルパン三世」「ポーの一族」などなど挙げ出すときりがないくらい色々あるし、「めぐり会いは再び」みたいに、宝塚でやることでマンガっぽい舞台ができあがることもあって、切っても切り離せないもの。

原作物は安心してチケットを購入できるというのもあるし、原作ファンを宝塚に導く効果はきっと絶大なのでしょう。

でも、原作うんぬん、マンガだからどうだとかそういうの関係なく「宝塚はどこまでいっても宝塚」なんだなあと、今日しみじみ感じたのでした。

以上(笑)

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