前回に引き続き、ロックオペラモーツァルトの感想。
2回目はこっちゃんこと礼真琴さんについて。
最初にお断りしておくと、今回私が観劇した席は、前方の一番端席。
つまり、一番見づらい席であったということです。
その上での感想です。
いつも書いている通り、座る場所で印象全然違ってくるので。
世間ではかなり高評価のロックオペラモーツァルト。
本当にみんなそう思ってるのかな?
私は昨日も書いた通り、そんなに良作とも思えなかったのですが・・・。
そしてこっちゃん。
痩せすぎ。
なんか、これ言うと世界の礼真琴ファンを敵に回してしまいそうで怖いのですが、すごく枯れてる感があったんです。
髪型と衣装と、何より赤いアイメイクの影響も大きいと思うけど、体の水分ぬけちゃってるみたいな(涙)
なんというか、こんなの私の好きなこっちゃんじゃない感が・・・。
ギラギラした役じゃないし、少々病んでる役。常に影を背負ってる感じで正解なんだろうけど、私の中でこれじゃない感がすごくあって・・・。
たとえば、悪役をしていたとしても、本人の持つ陽のエネルギーって変わらないと思うんですよね。
それが、今回のこっちゃんには感じられなかった。
木曜夜公演、デュエットダンスの最後のポーズでよろけてたし、単にお疲れだったのかもしれないけれど。
感動に涙して、お披露目に盛り上がっているファンの皆様には本当に申し訳ないのですが・・。
いや、別に駄作というわけではないんです。まったくもって悪くない。
でもそれ以上の感動がない。
こっちゃんの歌唱力、ダンス力は衰え知らず。
いつも最先端!
要はどこを切り取るか、どこに着目するかなんだろうな。
アルジェの男の時の方がね、梅芸の大きな舞台に一人で立って客席を包み込む大きさがあったと思うんです。
作品的に梅芸よりドラマシティ向けだからかなあ、なんかちっちゃく収まってる。
うん、ちっちゃく見えたのかも。
品のない、チャラい、軽い男が似合わないというのもあるか。
もうちょい宝塚寄りに演出できなかったかなあ・・・。
どこまでいってもこれは宝塚歌劇の舞台なんだから。
こっちゃん自身がどうこうというのもあるし、やっぱりもう少しふっくらお肉付けてほしいというのもあるけれど、それ以上に、となりに舞空瞳さんがいる影響が大きいのではないかなと。
なこっちゃんはね、若いし、明るくて元気で、エネルギッシュ。
めっちゃパンチがある。
キラキラしすぎてて、こっちゃんがかすんでしまう。
二人並んでるとこっちゃんが、なこっちゃんにエネルギー吸い取られてるんじゃなかろうか?と思えてきて・・・。
彼女はこれからもどんどん伸びるだろうし、この前のブログで二人がシンクロしてるって書いたけど、それじゃだめなんだわ。それじゃ、なこっちゃんに乗っ取られちゃう。
それでうまくいくコンビもあるけれど、こっちゃんはそういうタイプじゃないし。
相手役という存在がなじまないのかなあ。
なこっちゃんがどうこうではなく、男役の中にいる方が似合うというのか・・。
これからのこっちゃんがどういう方向性に進んでいくのか、なこっちゃんをどう扱っていくのか。
次は溌剌としたこっちゃんが見たいな。