いよいよまもなく雪組公演の生中継がはじまる。
ワンスアポンを一度も見ていなくて(チケットが取れなかった)、東京のチケットも購入していない私としては、なにやら申し訳ないような気持ちもありつつ、3月の星組と花組と、2回も観れなくて宝塚不足してた身体に宝塚を注入してくれる、最高に嬉しい時間となりそうです。
本当にありがたい。
営利目的の企業なんだから、利益を追求するのが第一目的であるのは当然のことで、こんな事態だし、目の前の赤字を1円でも減らすことにすべての情熱を注いでも誰にも文句を言われない状況なのに、私たち宝塚ファンに向けて本当に真摯な対応をしてくださいました。
世間の批判にさらされながらも、宝塚も東京も大事な千秋楽の公演は決行してくれた。
私の勝手な想像だけれど、よそが20日から公演を始めているのに対し、宝塚が22日の今日に合わせたのは、千秋楽の幕を無事にあけることを第一に考えたからだと思う。
もし1日、2日早くあけて何かあったら千秋楽ができなくなる、そう考えたのではないかなと。
そして、まさかのスカステ中継。
やってほしいなあとは思ってたけど、本当に実現するなんて。
たとえ無観客だったとしてもやると言ってくれたその気持ちはもう・・・なんといったらいいかわからない。
そしてこの間、一瞬の再開を除くとほぼ一か月公演がなかった間も、日々存在感を示してくれた。
もしかしたら珠城さんの退団発表は予定よりかなり早くなってしまったかもしれないけれど、それも含め、公演の先行画像、ポスター、演目発表、組替え発表と、次々といろいろな発表がありました。
それも非常時だ!!と騒ぎ立てるのではなく、日々淡々と。
スカイステージも、タカラヅカニュースの内容が変更になるとか、放送予定が変わるとか(今日を除いて)、そういうことが一切なく、スカステを見ている限り、世の中で何かが起こっているとは思えない安心感があった。
公演ができないということ以外は、一切不安をあおらない素晴らしい対応だったと思います。
今の日本でここまでのことができる団体って実はそう多くないんじゃないかな。
素晴らしい危機管理能力。
一つひとつ、やるべきことをこなしていく、その姿勢は私たち個人も見習うべきところがたくさんある。
今、「あなたの尊敬する人は誰ですか?」と尋ねられたら、人ではないけれど「宝塚歌劇団です!」と迷うことなく答えられる。
そして、その時、脳内には小川理事長の顔が浮かぶ(笑)
理事長が何もかも考えたわけではないでしょうが、広告塔として人前に出られることが多いのでどうしても、ね。
ある意味、生徒ではない広告塔が存在することも意味が大きかったかななんて思いました。
最近宝塚は、古いファンよりも新しいファンを取り込むことに力をいれていたけれど、今回の対応はどちらかというと、この先の100年を見据えて、長く宝塚を愛してくれるファンのことを考えた対応だったと思います。
劇団に足を向けては寝れない!!
これからも、良い意見も悪い意見も、言いたい放題好きなことを言うことはかわらないだろうけれど、それでも芯に「宝塚愛」がありつづけることは間違いないな、と、今回のことで再認識できました。
さて、千秋楽開演に向けて、いろいろ用事を済ませておかなくては!!