いきなり品のない表現ですみません。
「腐ってもドセンター」、言葉遣いが悪く、誤解を招きそうな表現ではありますが、これは我が家の家訓です(^^♪
意味は、「どんなに後ろであってもセンターがいい、センターを選べ!」ということ。
生き方とかそういう難しいことではなく、単にチケットの話です。
1列目の端っこと20列目のセンターとあるけど、どっちがいい??
って言われたときにどちらを選ぶか。
これは悩みますよね。
すっごく悩みますよね。
前で観たいし、でも前だと見えないものも多い。
何回も同じ公演を見るなら、他の観劇日と比較して選べばいいけれど、1回きりならやっぱりセンターかなあ。いや、1列なんてそうそう手に入るもんじゃないし・・・
若いころは実はいろんなつながりのおかげで、いつも前方のセンターで観劇させてもらってました。
前のセンターは本当に最高です(当たり前だ!)。
でも今はなかなかそうはいかない。
いや、そんな話はどうでもよくて、今日なぜそれを書いたかというと、『エル・アルコン-鷹-』と『Ray-星の光線-』の観劇をしてきまして、その座席が、1階最後列のドセンターだったからです。
梅芸の後ろの方ってかなり遠くて見づらい印象があったので、正直嫌だなあ・・・・と。
当たっただけで幸せなのに、当たったとたん席に文句を言う(困ったことだ)。
でも腐ってもドセンターなはず!!と信じて観劇をした結果は大当たりでした!
まず、後方の席の傾斜が結構あって、自分の前に人の頭がない。
これだけでもそれなりに見やすい。
距離はやっぱり遠くて、オペラグラスを使っても全身が見える、踊ってても全身が見える。
いい面もあるけどちょっと残念。
そしてドセンター。
目の位置が、ちょっと舞台上のこっちゃんより上に来ます。
でもきっと役者さんは正面を向いて客席全体を見る時、少し斜め上に視線を持ってきて、視野を広くとってるんだろうと思います、つまり、ちょうど目が合うんです。
あ、今、目が合った!レベルではなく、もうず~~~っと目が合う。
何なら正面でにらみ合いしてる気分になるくらい、視線が絡み合ってる(一方的ですが・・・)
やっぱ、センター最高だわ!
やっぱり腐ってもドセンターだわ。(つまり腐ってないということか)
(でもやっぱり、熱を感じて世界に入り込むには最後列はちょっと遠いなあ・・・)
ということを、今回強く感じました。
公演の感想は次回に。
朝劇場に向かう電車で演出家の先生と一緒になって、一足早く作品の世界に入った気分になったところから、この日の観劇は始まったのでした。