宝塚歌劇 星組

フレンチロックミュージカル「赤と黒」 感想その2

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赤と黒の感想の続きです。
のんびりしてたら東京公演がはじまってしまった!!

赤と黒は何といっても娘役さんたちが素晴らしかった。
主要キャストの5人が5人とも個性的で輝いていて、役として生きてる。

客席から見ていても、すごくやりがいをもって演じられてるんだろうな、充実してるなというのをひしひしと感じました。

前回も書いたけれど、フレンチミュージカルは女性が魅力的ですね。

まずはなんといってもルイーズ・ド・レナールの有沙瞳さん。
落ち着いたたたずまい。資産家で、おっとりした雰囲気がよく出ていて、役としても良かったし、何と言っても歌が最高だった。
ラストの歌がもう、場面関係なく、歌だけ切り取っても涙が出てきそうで。
情感たっぷりなだけでなく歌唱力も抜群。力強く歌い上げるあの一曲に全て持っていかれた感がありました。
本当に凄かった。

美穂圭子さんみたいに、専科でずっと宝塚に残ってほしい。娘役としての宝塚の宝だなって思いました。

そんな有沙ちゃんとデュエットをしたエリザ役の瑠璃花夏ちゃん。
個性的なメイド服を可愛く着こなして、なんというか、ブリブリしたタイプじゃないところがよかったかな。ナチュラルなお芝居で、こういう人いそうだなあって。
歌も上手で、有沙ちゃんとのデュエット、すごく好きでした。
彼女をどういう方向で育てていこうとしているのか、ちょっとわからないけど、良い女役さんに育ってほしいなあと、先が楽しみです。

そして、マダム・テナルディエ、じゃなくて、ヴァルノ夫人の小桜ほのかちゃん。
最初はこんなポジションでいいの??って思っちゃったけれど、いやいや、とーっても楽しそうで良かった。
ひろ香祐さんとのコンビが新鮮で、見せ場もたっぷり。新境地開拓ですね。
これまではなんとなく似通ったイメージの役どころが多かった気がするけれど、次はどんな役をやるのかなあって楽しみが増えました。

詩ちづるちゃんのマチルド。
正直、最初はまだ早すぎる大役じゃない?って思ったけれど、完成されてない未熟さがありながら強気なところがいかにもマチルドで(もしかしたら意識してそう演じたのかもしれないけれど)、今の彼女だからこそ似合う役なのかも。
あの衣装にあの髪型で、メイクがシンプルなのが不思議だったけど、それもロックだけど、良家の賢い娘らしさなのかなあと。
歌も上手いし、堂々としていてかわいい。

そしてそして、なんといっても人柄が魅力的だったのが、白妙なっちゃん!
フェルバック夫人、出番はかなり少ないけれど、こっちゃんと踊るときのリズムの取り方、独特の動き、それに表情がなんとも味があってかわいらしく、私個人的にかなりツボでした。
さすがはなっちゃん!

なんだか赤と黒は娘役さんにばかり眼がいってしまって、私って娘役ファンなのかも?って新たな発見が!
なんだろうな。女性はみんな、小説のイメージどおりだったんですよね。
だから、すんなり受け入れられて、細かいところにまで眼がいったのかも。

1789ではそれぞれどんな役を演じるのか、有沙ちゃんのアントワネットを筆頭に、5人の次の舞台がとっても楽しみ!!

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